F5J高度計 Altis V4 設定入門
Altis V4とUSBマイクロB
F5J用高度記録計 Altis v4の設定と応用
(F5J用の使用法に限っています)
F5J競技に必須の専用高度計は、多くの方がAltis v4をお使いだと思います。また、国内のRC-Sailplane.comで容易に入手できるので、競技参加を考えていない方でも興味があるのではないでしょうか。使用方法については、製造元のAerobTecウェブサイトからマニュアルはダウンロードできますが、残念ながら日本語版はないようです。私は2年前からAltis v4を使っていますが、何となく使っているだけで進歩がありません。以前よりきちんと調べてみたいと思っていたので、今回F5J用としての使用方法をまとめてみました。
Altis v4は小型軽量ディスプレイ付の記録機能のある気圧センサーです。モーターとESCの間につないで、気圧から計算した高度やモーターONからの時間でモーターOFFができます。F5Jルールに沿った設定をすることにより、正式に認められた競技用高度記録計となります。設定にはパソコン用のプログラムAltis Flight ManagerをAerobTecウェブサイトからダウンロードしておくと便利です。また、このプログラムにはフライトログ(飛行高度と飛行時間の推移記録)のグラフ描画機能も備えています。この機能によりグライダーの性能評価尺度の一つである沈下率を調べることができます。
Altis v4とパソコンは、スマートフォンとパソコンの接続に使うUSBマイクロBで接続します。このケーブルは普通に数百円で市販しているものです。Altis v4は一度設定してしまえばそのまま競技用として使っていけるのですが、AerobTecがAltis v4のファームウェアのバージョンUPを行う時がありますので、Altis v4をお持ちの方はケーブルを購入して、Altis Flight Managerを使えるようにしておくことをお勧めします。
↓パソコンの画面コピーと説明のページにリンクします
2. ファームウェアのアップグレード
3. Altis v4の設定
4. フライトログの描画
コマンド一覧と分かる範囲で簡単な説明を下記に挙げておきます。
一般的なコマンドはWordやExcelと似ていますので、解りやすいと思います。画面左上のアイコンから実行できるものもあります。
File
New
Open
Save
Save as…
Import
Export
Print…
Page setup
Setting…
Exit
Tools Zoom in
右クリックで範囲選択した部分が拡大される
Zoom out
グラフ上でクリックして拡大解除
Measure
時間あたりの高度変化を表示
Trim gragh start
グラフ開始位置を決める
Split gragh
グラフを分割する
Trim gragh end
グラフ終了位置を決める
Set zero altitude
グラフ上の0mを移動する
Remove 削除
Flights comparer…
別画面で複数のフライトログを表示する
Device 入出力デバイスの選択
Gragh Show altitude
Show filtered altitude
Show abs. altitude
Show vario
Show voltage
Show temperature
Show Throttle In
Show Throttle Out
Show markers
F5J alt.等のマークを表示する
Altitude filter…
Vario filter…
(Background picture)
Help About
右クリックのコマンド
Copy
Save as…
Pagesetup
Print
Showpoint values
マウスポインターの高度と時間を表示
(Setbasic graph scale)
Zoom in 右クリックで範囲選択した部分を拡大
Zoom out グラフ上でクリックして拡大解除
日頃、電動グライダーを楽しんでいる方にもこの記事を読んで頂いて、F5J競技とAltis v4に興味を持って頂ければ幸いです。