波崎海水浴場


 犬吠埼から利根川の南(地図で言うと下)が千葉県銚子市利根川の北側(上)が神栖市で、更に北(もっと上)には潮来市(いたこし)と鹿島市が続きます。潮来、鹿島と有名ですが、鹿島港の面積のほとんどは神栖市だし、また鹿島臨海工業地帯も半分くらい神栖市にまたがっています。神栖市はもっと有名でもいいのに。
 以前は神栖市の東側(犬吠埼より)は波崎町だったのですが、神栖町に編入神栖市となったそうです。風光明媚で自然豊かな(私の感想)波崎の名前が残って欲しかったなと個人的には思う次第ですが、工業地帯の方が金があって力関係でそうなったのだろうと想像しています。工業あっての日本だし。


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 鹿島臨海工業地帯の南端に日川浜海水浴場があり、15キロ南下すると波崎海水浴場です。海岸線に沿ってシーサイド道路を走ればホントにすぐです。グーグルアースで見ればこの15キロすべて砂浜。ただし、実際走ってみると車の進入路はほとんどありません。なんででしょうね。風力発電の風車がたくさん立っているのに関係あるかも知れません。河川敷や海岸は、ほとんどが国や地方自治体が管理者ですが、人は大昔から水辺を好んで住んできたし、また漁業権もあり、権利関係も難しそうです。

 このへんの海水浴場は8月中旬で終ってしまうんですね。今日は(8月27日火曜日)平日だったので特に閑散としていました。土手ソアと同じで、良い風向きだったらリッジ・ソアリングできると思います。

海岸でのソアリングは、下記のメリットがあります。
海上の抵抗が少なく風が素直
・陸地は抵抗が大きく、海から吹いてきた風は先に吹いてきた風の渦を乗り越える  ため、上昇風帯ができる
・海風が吹くので風が強い

各地でラジコン禁止の話をよく聞きます。
特に公共の場では、危険性が認められると即禁止です。
経験の少ない人はクラブ飛行場か誰もいない所で練習するべきです。
経験者でも仲間と一緒にマナーを学ぶべきです。
一般の人と話す時は、サングラスをはずしましょう。

今日は
①波打ち際
②砂浜や砂丘の起伏
③防風林際
と3段構えで、波崎でやってみました。

 機体はオリンピックⅡ、軽量ラダー機です。
 まず②で。やや斜めの風でしたが強さは充分です。たまに高くを飛びますが、上昇風帯をうまくつかんだせいか、ただ風が強くなったせいか、よくわかりません。
 ③防風林際の土手で。風は斜めのまま強さを増したので、たまに背後に流されそうになります。土手といっても尾根のようなもので1メートル後は強烈な防風林ブッシュです。土手の上に立って目線の高さのソアリングは何か危ない気がします。稜線より下を速めに飛ばすか、浮きのいい場所を探して高く上げるようにしました。
 一番やってみたかったのが①です。風は更に斜めなってましたが、やらないと後で後悔すると思い試してみました。フィギュアエイトできるような風向きではないので、波打ち際のどのあたりがリフトが強いのかと左右にゆっくり振ってみると、平地で向かい風に投げ上げるよりはるかに浮いていると感じました。妄想かなあ…

参考動画 


気象庁 過去の気象データ


 理想を言えば1回のフライトで①②③をそれぞれ利用し、海岸の上空を飛び回りたいですね。
 
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防風林の土手(日川浜)

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動画にあるように高低差がなくても波打ち際でソアリングができる

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波崎海水浴場の広い砂浜
高さ1mの帯状の突起でもソアリングできる

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シーサイドパークはシーサイド道路ではめずらしい駐車場と高見台

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本格的な四輪駆動車がうらやましい