久しぶりに e-SUPRA

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のげやまくんとe-SUPRA

 好天にめぐまれた3連休でしたが、今日の加須フライングクラブ飛行場は曇りがちでほとんど日は出ませんでした。ただ、寒いということはなく、ほぼ無風状態で修理改修後のe-SUPRA初飛行にはうってつけでした。プロボをJR-XG8からXG14に替えたので、こっちも初使用です。

 XG8からXG14に替えて良くなった点
① キャンパーがフライトモード毎に、2エルロン2フラップを個別に設定できる
  XG8はフラップとエルロンをトリムで左右同コマ設定だったので左右対称な
    リンケージでないときれいにキャンパーが出なかった。
② D/Rが5系統になったので、ほぼフライトモード毎に割り当て設定できる
    XG8は3系統だったので、SPEED、CLUISE、THERMAL、MOTORと4フライト
    モードにした場合、どれかをダブらせて使うのでちょっと妥協が必要だった。

 e-SUPRA主翼ハイペリオンのサーボ4個を全てJRに交換しました。右フラップサーボがニュートラルでガタガタガタガタと振動が出るようになってしまい、また他の3サーボもガタがきてるからです。フラップはDS181(DS351)、エルロンはDS386にしました。ハイボルテージ仕様が主流のようでこれらのサーボはあまり売っていませんでした。

 e-SUPRAのセッティング
 Kennedy Composites掲載のマニュアルのセッティングデータを参考にできるだけ忠実に再現しました。重心位置もです。SUPRAは選手寿命の非常に長い機体だと思いますが、また理論に基づいた設計やその理論の公開、セッティング・ノウハウの蓄積なども感心させられます(参謀から聞いた話ばっかですけど)。
 SUPRAのセッティングは3回目ですが、今回が一番うまくいったと思います。

 水平尾翼はフライング・テールなので飛ばしてみないとニュートラルが分かりません。以前水平尾翼後端からテールブームまで垂直に39㎜でダウン気味だったので今回は40㎜で試してみましたが、かなりアップ気味でした。各舵ニュートラルはCLUISEモードで出すことに決めてあるので、CLUISEモード実際に飛ばしてトリムで調整、
いったん降ろして舵角をマークしてトリムをニュートラルにして、サブトリムでこの機体のCLUISEモードのニュートラルを決めます。他のモードのトリムは全てCLUISEモードからの相対トリムとして、次回からは朝一にCLUISEモードのニュートラルをチェックすれば、他のモードもトリムOKとしています。

 今日はブレーキの調整にずい分時間を使いました。ほぼ無風なせいか効きが悪く、また、スピード変化が多かったのか、エレベーターのダウンミキシングが決まりませんでした。まあ、これはウデのせいもあります。それからかなり残念なことに旋回グセがあることです。原因は、おそらく主翼かエルロン/フラップの捻じれです。修理以前からなのですが、エルロン舵角で3㎜ほどの修正が必要です。
(注)この機体は廉価版のグラスバージョンなので捻じれが出たようです。

 F3J世界選でいまだに使われていますが、3.6m超の機体も増えSUPRAはやや小型で旧式と思っている方が多いと思います。しかし実績のある機体ですし、とにかく、多くの試行錯誤の成果であるセッティングデータ(製造元ウラジミール・モデルのあるウクライナのナショナル・チームのデータ)がぼくのような不器用なマニアにはたいへんありがたいものです。もちろん今でも製造していますが、ウクライナの内戦のおかげで生産数がガタ落ちです。

<参考ウェブサイト>
ウラジミール・モデル スープラ・エキスパート発見!



 昨日がクラブのミニHLG大会だったせいか、今日の第3飛行場は全員で3人でした。Sさんはかなりのベテランで話も楽しく、一緒にいるとつい口で飛ばし続けてしまいます。Tさんはこの1年くらい?にRCを始められました。グライダーが好みなようでムサシノのホリデーとスカイウォークⅡ、サーマル工房のプロムナードを飛ばしていました。今はピメンタ製作中とのことで、完成が楽しみです。その次には2mクラスのピュアグライダーを物色中のようなので、アメリカ製のジェントル・レディを(飛ばしたことないけど)お勧めしました。なんと長谷川克氏設計のキュムラスが欲しいと言っていました、さすがにグライダー・ファンです。サーマル工房の2mクラスも検討しているようですが、もともと電動を前提で設計している機体のようなので桁の強度アップが必要でしょうか。

で、いつもいつも思うのですが、

ムサシノ模型飛行機研究所さん、F5J2000クラスを作って下さい! 
この際ショックコードで揚げる2mクラスのグライダーも作って下さい!