続バード・オブ・タイム

 
バード・オブ・タイム
  in  東京サーマル
 
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右にはスクラッチのリブ組機が
 
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ラダー級なのに超エキスパートがずらり
 
 
以下、スルガヤ テクニカル リポート No.58-Ⅱ (ラジコン技術 昭和55年7月掲載分)の写しです。原本は スルガヤ店主 故・古川喜平氏より譲って頂いたものです。 
 
スルガヤ テクニカル リポート No.58-Ⅱ
*お問い合わせは電話でのみお受けします RCグライダー専門店
バードオブタイム (アメリカ・マークスモデル)
●滞空およびF3B競技用(前号より続く)
  マジックセッティングとは、翼の取り付け角度と重心点の移動による調整の一方法です。翼の取り付け角とは、胴体の基準線に対する翼の角度で、グライダーの場合には主翼水平尾翼の取付け角差がつまり取付け角で、調整の場合は迎角と大体同じと考えて良いのですが、飛行中の空気流に対する主翼の角度が迎角で吹きおろし洗流や重心位置等の影響を受けますから、厳密にいえば取付角と迎角とは異なります。大抵のグライダーは、重心位置を主翼前縁から大体33%とし、取付角を2~3度にとれば充分に良く飛びます。さらに、その機体のもつ特性や目的に最も適した最高の性能を引き出す迎角を決定するのが調整の主な目的です。例えば、前述の重心設定で良く飛んでいた機体の重心点を45%までさげて飛ばしてみますと、当然機首上げ気味になります。そこでダウントリムにして迎角ををへらしますと、前と同様に再び釣合います。この時へらした迎角が2度であったと仮定すれば、前者は3度、後者は1度の異なった迎角で同じような安定釣合点で飛行するわけです。重心の移動によって釣合点の迎角が変わってくることが、これによってわかります。小さな迎角で飛べば当然揚力が減少しますが、同時に誘導抗力、翼型抗力も小さくなりますので、揚抗比にあまり大きな変動を与えず高速に有利な体制なります。但し、どの機体でも迎角を減じたほうが良いとは限りません。バードオブタイムの場合には、軽量で進入性の良い機体とするために最初からこのようなセッティングを予定して設計されているからです。もともとこのセッティングは高初速の上昇とゆっくりとしたグライドを必要とするハンドランチグライダーのゼロ・ゼロ・セッティングからヒントを得たものですが、最良の迎角の設定角度の範囲がせまいので調整がややむずかしいのと重心点が後退しているため縦方向の舵のききが敏感なので、キットの説明にエキスパート向きとされていますが、ひとたび調整が完成すれば素晴らしい高性能機となります。又本機はショックコードや曳航の上昇性能が良く、垂直に近い姿勢で矢のように上昇し、非常に高い離索高度を確保することができます。
【キット内容】松材ノーズブロックと0.4㎜合板および厚手バルサ材による胴体と、前縁バルサプランクのD型構造、二段上反角を持つ主翼と、オールフライング式の水平尾翼の簡単な構造で、すべての部材はダイカットです。リンケージ部品および写真入説明書(英文)付きです。
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★バードオブタイム ★フラミンゴ ★シーラス75 ★グルナウベビー ★アトラス ★ミニニンバス ★ASW17 ★パイオニア
☆ジタ―スペシャル近日入荷予定
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