ハンドランチの人 (F5J WORLD CUP JAPAN)

F5J WORLD CUP JAPANとあまり関係ないブログ
2015/06/06 Kamisato Model Glider Field

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2015/06/06 Kamisato Model Glider Field




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 先月のことになりますが、私は久しぶりにモーター付のグライダーを持って麦畑に行きました。麦畑はひと月もすると黄金色に輝きだしますが、その時はまだういういしい緑色でした。春風が気持ち良くて、いろいろなラジコン機が飛んでいて楽しいので、もう満足してこのまま昼寝でもしようと思ったくらいでした。
 そこへ、とんびのよたろうさんが「ねえねえ、ハンドランチの人たちってさあ」とたいへん真面目な顔でそっと話しかけてきました。とんびのよたろうさんは知る人ぞ知るF5Jの達人なのです。知らない人は、どうぞGoogleで検索をしてみてください。たいへん真面目な顔で話しかけてきて「ハンドランチの人たちってさあ、すごく低い高度から上げちゃうんだよ」
 ここで言うところの「ハンドランチの人たち」とは、モーターグライダーを手にしたハンドランチの人たちという意味です。何しろとんびのよたろうさんと私はF5J仲間なのですから。確かにハンドランチの人はいつも低い所でサーマルと勝負しているし、いったん飛ばしだすといつまでも飛ばしているからサーマル・ハントは上手なんだろうな、ふーん、低い所から上げちゃうのかあ、と少し-ちょっと-悔しいかなーと思いました。
 「こないだなんかね40mくらいだよ、40mから高く上げるんだぜ」
 (40m!)
 「39mから上げて10分飛びきっちゃうんだせ!」
 ショックを受けた私はすぐにハンドランチの人たちに対抗するべく、急いで参謀総長にメールをしたものでした(笑)

 しばらく様子を見ていると、先ほどから2人のハンドランチの方が盛んにエクスプローラー2を飛ばしています。飽きずに何回も飛ばしています。「上里の人たちは週4回、ケモノのように飛ばすんですよー」とあるスジから聞いたことがありますが、この2人も同類なのでしょうか。他方、私といえば到着してから2時間も経つのに1回も飛ばしていません。何故かというと、先ほど述べたように満足してしまいましたし、いろいろな人と最新の情報交換に忙しかったからです。言い訳をさせて頂くと、我々河原乞食は師の行動に習い、滞空時間の数倍の時間を情報交換に努めているのです。
 エクスプローラー2のうち1機は、垂直尾翼が蛍光オレンジで斜めに染められています。遠くを飛んでいてもなかなか良く目立ちます。その機体の持ち主は私の隣りの車の主でした。どうやら同年代のようですが何かしら若々しさが漂っています。何とも悔しいのが粋(いき)なジーパン姿です。ぼくはこう見えても40年前はジーパンには一家言持っていましたからね、もう何十年もはいていないや。
 フィールドから戻ってくると、何気なく語りかけたりしていろいろ探りを入れたんですが、なんとまあFacebook友達でした(笑)、で年を確かめたなう(泣)

 それから幾年月か、一昨昨日(さきおととい)のF5J WORLD CUPの決勝第2ラウンド、発航地点の東側、ブッシュ上の低空を粘っているのは白地に赤いラインのストーク、それより遥か上空のやや南側を悠然と飛翔していたのは、蛍光オレンジの垂直尾翼を持つエクスプローラー2なのでした。

 恐るべしハンドランチの人々、あ、いや

F5J WORLD CUP JAPAN


優勝おめでとうございます!














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位、
2.3m





ちょっと簡単なF5Jミニ大会をどこかでやりたいな